東京都渋谷区の歴史
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 所在地 渋谷区東2-6-16 天台宗 慧日山 薬王院 宝泉寺(寶泉寺) 渋谷区指定有形文化財 木像阿弥陀如来立像 平成19年(2007)3月1日指定 本像は当寺の本尊で、両手の第一指と第二指を捻じる来迎印を表す阿弥陀如来立像です。像は頭の頂から両足の枘にいたるまで一本の樹木(針葉樹)から彫り出し、これを耳の後ろを通る線で前後に割り、頭部も首下でいったん割り離し、それぞれの内側に刳りを入れた割矧造という技法が用いられてます。 端正に身を伸ばして立った姿は、玉眼につくらず彫眼とし、螺髪も小粒に彫出するという手法とともに、平安時代後期の作風を引き継いでいます。しかし、波型の髪際や着衣の細やかで明快な衣文の彫法には、鎌倉時代後期の洗練された表現が際立っています。とくに左肩に大きく折り返してかかる衲衣の纏い方や、体部全面を覆うその装飾的に整えられた衣文表現は、13世紀後半頃の傾向をよく伝えるものといえます。お顔にわずかな整形を加えているほか、袖の大部分を補修しているものの、当初の像容を損なわずに伝存した本像は、区内に伝わる秀れた鎌倉時代の作例として重要です。 渋谷区教育委員会 PR |
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永山
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