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東京都渋谷区の歴史
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所在地 渋谷区千駄ヶ谷1-1-24 (鳩森八幡神社)

 昭和61年(1986)1月、社団法人日本将棋連盟(当時の会長 大山康晴十五世名人)より、山形県の駒師香月氏の製作による、高さ一米二十糎の欅製の大駒が奉納された。この縁により、同昭和61年(1986)11月将棋の技術向上を目指す人々の守護神とし、更に将棋界の繁栄を願って、日本将棋連盟と神社が協力し、この大駒を納める六角の御堂を建立した。御堂の六角は天地四方を表わし、屋根の上の飾り金物は将棋盤の足の形、つまりくちなし(梔子)の実の形をしている。くちなしは口無しに通じ、助言無用の戒めからきていると古くから言い伝えられている。
 室内に安置された大駒は、御影石の将棋盤の上に立ち、その奥に氏神の八幡神が祀られている。
 毎年年頭に、この御堂の前で祈願祭が行われる。将棋上達を祈願する人は、いつでもその夢を絵馬札に托して奉納することができる。参拝者は棋力向上の願いがかなえられ、よろず勝運に恵まれると言われている。
 平成6年(1994)12月吉日
     鳩森八幡神社 社団法人日本将棋連盟
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